中国山東省の三葉虫化石/北海道大学地質学者・戸苅賢二鑑定/和名を蝙蝠虫（コウモリムシ）・学名を（ザカントイデス）・約5億1千年前に繁栄

中国山東省の三葉虫化石/北海道大学地質学者・戸苅賢二鑑定/和名を蝙蝠虫（コウモリムシ）・学名を（ザカントイデス）・約5億1千年前に繁栄

商品説明
中国山東省の三葉虫化石/北海道大学地質学者・戸苅賢二鑑定/和名を蝙蝠虫（コウモリムシ）・学名を（ザカントイデス）・約5億1千年前に繁栄した節足動物の仲間

1993年8月3日鑑定 外箱サイズ22.5㎝×40㎝ 箱を含めた重さ約3.76kg 資料用にもいかがでしょうか。

「三葉虫」は古生代の終わり(約2億3千年前)には絶滅して現存はしてい ない。この化石は、中国山東省菜燕市(ライウ市)の地域より産出したもので ある。

日本では「三葉虫」の化石産出が認められるのは北上山地がよく知られてい るが、この種類の化石はそれより約1億年程古い時代のもので、わが国内から は産出されない。
この「三葉虫」は、ほぼ、円形に近い扁平体で頭・胸・尾との三部分になっ ていて壊れやすい、この事実から「三葉虫」と命名された。

この化石動物は海水中に浮遊して生息していた。死骸は掃き寄せられた様に 多数の固体が集積し、その上に泥がかぶさって堆積し化石となって残った。
この様な化石が多数集まっているところを「化石床」(カセキショウ)といい 長い年月の後に岩石となった時、割れ目となることが多い。

化石面と化石面の間には化石は無い。 この岩石は「石灰石粘板岩」で硬く、粒子も細かく、化石の保存状態も極めて良 い、わが国には産出しないきわめて珍しい化石である。
この化石の中には少なくとも三種類以上の異なった蝙蝠虫が見受けられるが それぞれの族種類名はいまだ不明である。
北海道大学 地質学者戸苅賢二
1993年8月3日鑑定

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