【記念誌・昭和55年・非売品】兵庫県労災保険指定医協会三十年史

【記念誌・昭和55年・非売品】兵庫県労災保険指定医協会三十年史 三十年史発刊に当たって（冒頭抜粋） 　終戦後の混乱のなかに、日本国民の民主化が提唱されて、労働者の権利擁護のため、昭和二十二年四月七日、法律第五十号をもって公布された労働者災害補償保険法に付随して「労災保険指定医」の制度が発足して、本年をもって満三十二年を経過した。 　われわれが、この指定医、同指定医療機関の任命をうけて、この実施に入ろうとしたとき、労働省は本診療に対する指導方針として、労災保険法は業務上の災害だから、普通患者と区別なく、できるだけ被災者を親切に扱い、早急に作業現場に復帰せしめるように、と特に当時の社会保険の運営とは異なった充分な診療内容をもった、所謂「自由診療をもって施行せよ」との指示をだして発足した。 　これに対して県下の指定医療機関としては、当時は一般医療費の協定がなかったので、診療価格の標準がなく、各自まちまちの請求書で、各監督署宛に請求したが、あまりに価格が不揃いであり、不均等であったので、支払者側はまったくお手上げの形で、その取扱に戸惑った。基準局側から悲鳴があがったのである。 　そこで、労働基準局側から、指定医の団体を作って、話し合いをしたいとの要望が出てきた。幸いにも指定医側にも一部にすでにその意向があり、追々話し合いもまとまって、団体結成の気運が熟していたので、両者の話が整って、指定医協会の発足ということになったわけである。 　この協会結成は、全国でもトップグループに属するものであったと記憶している。 昭和55年3月　兵庫県労災保険指定医協会長　野瀬善三郎 ■形態：横16.5×縦23×厚3.5㎝　布張り厚表紙　函 ■頁数：438頁 ■編集者：櫻井雅四郎 ■発行：兵庫県労災保険指定医協会 ■発行日：昭和55年12月15日発行 ■定価：非売品 ■状態：函/表題字部分一部剥げ・スレ・角ツブレ　表・裏・背/良　天・地/良　小口/シミ　見返し/贈呈者書名書き込み・紙貼り込み　中頁/良 ■発送：ヤマトコンパクトにて発送　時間指定可　※◆午前中◆14時〜16時◆16時〜18時◆18時〜20時◆19時〜21時のご希望の時間帯をコメントにてお知らせくださいませ。 #NEZU記念誌 #NEZU非売品 #NEZU古書昭和