管理番号 | 新品 :96474834 | 発売日 | 2023/12/21 | 定価 | 21,500円 | 型番 | 96474834 | ||
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カテゴリ |
名品珍品!高級肥後鍔【立波の図】柳生の里より旧家蔵出し品/箱付【肥後鐔】最上級の日本刀の鍔/江戸時代刀装具/武具
商品説明県下随一の骨董品コレクターだった父から、事業を引き継ぎ出品しています。
出来る限りの商品説明を書きますが、骨董品のため
購入時から錆・傷・汚れがついています。
最終的には商品説明と画像をご覧いただいて判断をお願いします。
名品・旧家蔵出し品・肥後鍔【立波の図】箱付です。
珍しい形の高級透かし鍔です。
【今回出品した肥後鍔について説明します。】
肥後鐔(ひごつば)とは、熊本及び八代を中心として作られた刀の鐔です。
鐔とは、刀剣の柄と刀身との間に挟んで、相手の刃から自分の手を守るために重要な金具です。
この肥後鐔の地鉄の美しさと透彫と象嵌を駆使したデザインは、
全国的にも人気が高く、芸術的で高度な鑑賞価値を持ちます。
肥後の金工師は、林、平田、西垣、志水という四流派が中心で、
鐔をはじめ、縁頭(ふちがしら)や目貫(めぬき)など刀装具の金工品をすべて手がけています。
林派の初代又七は尾張(愛知県西部)出身の鉄砲鍛冶です。
はじめ加藤清正に仕え、加藤家改易の後は細川家に仕えました。
尾張透鐔(おわりすかしつば)の影響を受け、
京都・正阿弥の象嵌技術を習得し、鉄色が良く精緻な透彫と布目象嵌を特徴とした作品を多く手がけています。
平田家初代の彦三は、寛永九年(1632年)、細川家の肥後入国以来、
三斎が小倉から連れてきた職人とともに八代に移り住みました。
鐔の素材に真鍮や銅を使い、覆輪をめぐらせるのが最大の特徴です。
西垣家初代の勘四郎は、平田彦三に入門してはじめ八代に住みますが、独立して熊本職人町に移り活躍しました。
西垣派は、巧みな技を駆使して繊細優美な表現を得意としました。
志水家初代の仁兵衛は、平田彦三の甥で、彦三没後は八代袋町の屋敷を譲り受け、
八代に住んで代々「甚吾」を名乗り、
鉄地に真鍮で作った猛禽や龍などを大胆に据文象嵌した豪快な鐔が多く見られます。
肥後鐔は、四派の金工師を中心に、他にも多くの門下が存在します。
相互に影響を受けながら切磋琢磨したものと考えられ、題材や技法は流派をこえて共通するものが多く見られます。
江戸時代には「刀は備前、鐔は肥後」と言われていたほど、サムライの世界ではブランドだった肥後鐔。
熊本・八代が世界へ誇る芸術です。
とても価値のある鍔です。
人気があり、少し変わった形と模様の透かし鍔です。
骨董品特有の錆や汚れがついているので、その点ご理解の上、入札をお願いします。
サイズは以下の通りです。
縦7.5センチ 横7.4センチ 厚み約3ミリ 重さ93グラム
できるだけ実物に近い色やサイズが伝わるように撮影していますが、
ディスプレイや光の加減で違うように見える場合もあるので
あらかじめご了承お願いします。
◆骨董品のため微細な傷や汚れがついている場合があります。
細かい部分が気になる方は入札をご遠慮ください。