管理番号 | 新品 :80068971 | 発売日 | 2024/01/26 | 定価 | 117,000円 | 型番 | 80068971 | ||
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Nakamichiナカミチ670ZX(その163)美品 機能動作完全 調整済み 取説コピー付ナカミチが1979年11月に発売したオートアジマスアライメント機能搭載の高級3ヘッドカセットデッキ670ZXです。デュアルキャプスタンドライブにより、フラッターの非常に少ないクリアーな音を録音再生できるカセットデッキの雄として君臨してきました。今回の670ZXは最近入手したもので、リールモータが不動で動作しないというものでした。またカセット室とカウンター室の麦球が切れていました。両方とも新品の麦球に交換しました。リールモータの件は予想通り過負荷時のための2Ωのヒューズ抵抗R512が断線していました。2オームのR512を新品に交換したのち、リールモータも在庫のリールモータに交換しました。リールアイドラタイアも新品に交換しました。カムベルト40φx1.6T、キャプスタンベルト80φx5x0.5T、シャットオフ検出ベルト75φx0.95T、カウンターベルト35φx0.95Tも新品に交換しました。左のピンチローラアーム軸が固着していたので分解クリーニングしました。これで完全に動作するようになりました。105kHzのバイアス発振回路のC312,C313,4700pF(472)は予防的に交換しました。切り替えスイッチやボリュームはCAIG DeoxIT D5でクリーニングしました。一通りの動作を確認したのちに自作の標準テープなどを用いて、再生ヘッド高さ、再生ヘッドアジマス、左側のテープガイド高さ、録音ヘッド高さ、録音ヘッドアジマス、録音レベルの順に調整しました。現在はすべての機能が完全だと思います。400Hzの内部発振信号は写真1のとおりで、左右とも+-0dBに合っています。オートアジマスアライメント機能もスムーズに働き、内部の指標の中央の位置ですぐ安定します。ピッチコントロールも中央で正確なスピードが出るように調整しました。昔録音したテープを聴く場合、ピッチコントロール付きのテープデッキはとても重宝です。早送り巻き戻しもコトコト音もなくスムーズに力強く回ります。キューとレビューや自動頭出し機能としてのRAMM(ランダム・アクセス・ミュージック・メモリー)も快調に機能しています。この機能は結構便利で重宝しています。今のところ電子回路も快調で、録音時、再生時ともノイズは全くありません。外見は前プレートはかなりきれいです。前プレート上部にも傷がほとんどありません。カバーは大変きれいな余計なことですが、いつも似た写真で出品しているので、「写真は使い回しですか?」と質問した方があります。私は毎回必ず新しく出品物そのものの写真を撮ってから出品しております。間違いが起きないようにシリアル番号も表示するようにしています。